帯広競馬場で行われている「ばんえい競馬」について書いていきます。この競馬は以前、北海道内の4ヶ所の競馬場で持ち回りで行われてきましたが、現在では世界でここ帯広競馬場だけでしか見ることのできない形態となっています。
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ばんえい競馬の特徴
①馬がソリを引く

もともと農耕馬の文化から始まったばんえい競馬。

使われるのは馬体重1000kg前後の「ばん馬」で、体重400〜500kg台の早く走ることを目的に生産された「サラブレッド」よりも重い種類が使われています。
騎手は馬の上に乗らず、ソリの上に乗って馬の操縦をします。騎手と重量物を載せたソリを引き、パワーとスピードを競います。

ばんえい競馬の騎手は小柄な騎手ばかりではなく、体重制限が一般の競馬に比べて厳しくないため小柄ではない騎手も多く見かけます。
②競い合う馬を追いかけられる
最近はどの競馬場も家族で楽しめるようなスペースになっていますが帯広競馬場は誰もが自由に入れるようになっています。また家族で楽しめる特徴がもう一つ。
通常の競馬は時速70kmに達するスピードのため、目の前を通り過ぎるのは一瞬ですが、ばんえい競馬はゆっくりと刻むようにして進むため、スタート付近からゴールまで馬の動きに合わせるように移動することが可能です。
③幻想的なナイトレース
ばんえい競馬ではナイトレースが開催されています。4月〜11月中旬の開催時メインレースは20:10、最終レースは20:45に設定されています。
昼間のレースと雰囲気が変わりコース奥のイルミネーションが鮮やかに点灯し、馬の吐く白い息が見れたりともう1つの楽しみ方ができます。
※なお11月下旬〜12月は最終レースが19:40、1月〜3月は概ね最終レースが17:15に設定されています。
ばんえい観戦攻略ポイント
①パドックはスタンドから見られる!
パドックはゴールの先に設置されており、馬とファンの距離が近いのが特徴。もちろん柵の手前まで寄れますが、スタンドから遠く眺めることも可能です。周回を重ねると騎手が馬にまたがって200m離れたスタート位置に各馬が移動します。
②スタンド内にこもろう
それもそのはず。北の大地は寒く、屋外で待機するのがキツいこともしばしば。
スタンド内は大型ヒーターでガンガン暖めています。スタンド内のベンチも空いていることが多いので座れる場所に座って予想に集中しましょう!
③第2障害の下り坂前がおススメ
ばんえい競馬はどのレースも200mの直線コースで行われ、中でも「第2障害」という高さ1.6mを乗り越えていく馬たちの様子や騎手の駆け引きはばんえいの醍醐味といっても過言ではありません!
どの馬がここを先にクリアするかでレースの体勢が決まるといってもいいくらいの重要なポイントです。撮影はもちろん、応援も送ってください。
④JRAの馬券も買える!
土日開催の多い帯広競馬場なので、JRAの馬券が購入できるスペースがスタンドの2Fに用意されています。ただし買えるのはその日開催される8レース以降なのでご注意を。
GI競走の日はそちらも考えながら合間にばんえいも楽しめるなんて最高ですね!
帯広競馬場のアクセス

徒歩
JR帯広駅から約20分ほどです。それほど遠い距離でもないため天候が良ければ歩いて向かうのもイイかと思います。
バス
帯広駅北口バスターミナル12番のりばに乗り込み、競馬場前経由を目指します。所要時間は約11分、料金は200円です。
クルマ
1100台の無料駐車場を完備しています。昼間のイベント時は満車になりやすいですが、夕方以降は比較的空いています。
帯広競馬場から帰る場合
メインレースおよび最終レース終了後に合わせて無料のシャトルバスが出ています。帯広駅直通なのでご注意を。
おススメグルメ

入場口の店舗街にある「たむら」のぶた丼は味わうべし!

競馬場スタンド1Fにある食堂のザンギ(から揚げ)も名物。ジューシーな味わいなのでビールとよく合います!
帯広競馬のあとの宿泊は・・・
ばんえい競馬にハマって宿泊しなければいけなくなったら以下の宿へ。
ビジネスホテル プラムフィールド

帯広競馬場から徒歩約10分の距離にある格安宿。
車を置くスペースがあり(無料)、コンビニも近くにあるので利便性は大きいです。
ホテル ムサシ

帯広駅前でコスパの高い宿ならここ。
シングルは金土日祝日で3,900円(税込)でありながら、朝食も付いてくる!
部屋には入浴剤(バブ)やスナック菓子もサービスされていて◎です。
●帯広競馬場
所在地 帯広市西13条南9丁目
駐車場 1,100台(無料)
入場料金 100円(無料の日もあり)