年末の風物詩・有馬記念。
舞台となる中山競馬場は例年混雑します。なかなか座って観戦するのは難しい・・・と思いますが事前の情報を入手すれば大丈夫!
ここでは、私の経験も含めた有馬記念の場所取りのポイントをおさらいします。
Contents
2020年の対応
新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、2020年の有馬記念は事前に指定席を購入する方式となりました。
2020年の指定席一般申し込みは終了しています。
以下、2019年時点の情報を掲載いたします。
徹夜組と開門ダッシュ

有馬記念の徹夜組は年によっても変わりますが2016年は711人、2017年は790人、2018年は760人とのことです。中山競馬場は有馬記念当日10万人近くが訪れるので真っ先に好きな観戦ポイントを確保しようと多くの競馬ファンが夜を明かしています。
有馬記念当日の開門時刻は概ね7:30ごろとなっています。この時間になってくると5000人近くが列を形成しています。現地ではこのときからレースが始まっているようなものなのです(笑)
並び始める時間帯は?
当日朝・・・▲
見ることは確実に可能です。ただ始発組が作る行列が結構長くなるため、スタンドでシートを広げて腰を据えるのは結構難しいです。立ち見エリアなら午前中はシートを広げられますが、午後の場内規制とともに強制的に立たされます。
前日夜・・・◯

いわゆる徹夜組です。前日から決められた場所にシートを広げて待機していれば翌日朝にポジションを確保することは“可能”です。
“可能”としたのは座れるかどうかは、開門ダッシュにかかっています。足に自信のある方はスタンド前目のポジションを楽々確保できることでしょう。

2階スタンド部分、ターフビジョンが一望できるエリアを狙いましょう。
前日昼・・・◎
有馬記念は1週間前から待機列が掲載されます。
現地を見てみると「こんなに場所取りしているのかよ!」と思うかもしれません。しかし一部のシートは前日整理(後述)の時に取り払われるため、実際は前日に貼っていれば結構前のほうに場所取りできる可能性があります。開門後も慌てずに動けば良位置ゲットは間違いありません!
各ゲートのメリット・デメリットについて
正門


テレビの開門ダッシュでよく流れるのは正門です。ゲートに入れば平坦なルートでスタンドに向かうことができます。ターフビジョンも目の前ですし、ゴール板の近くに陣取ることができます。
デメリットとしては歩道の外側で待機するので屋根が無く雨天時は雨に晒されてしまいます。また脇の車道(県道180号線)は重要幹線のため、深夜もトラックなどの車輌がよく通ります。睡眠には極めて不向きです。
中央門
地下1階フロアに位置しています。スタンドから最も近いほか、屋根が付いているため雨天時の徹夜も安心です。比較的広げやすい場所でもあります。
ただし、開門ダッシュ時に階段を上るため足腰に自信がないと攻略できません。また近年GIレース開催時にはスタンド自由席の一部を「GIリザーブシート」として使用されているため正門に対する優位性は少なくなりました。このあたりを考慮すると、正門のほうがいいかなぁと思います。
南門

ゴール板手前300m付近にあるゲートです。こちらも歩道に沿って待機列を形成するため歩道の屋根の下で過ごせる場所があります。中山競馬場に限らずGIデーはゴール板付近から混雑していくのでゴール板目前の攻防を気にしなければ南門で待機する手段を選択するとよいでしょう。
押さえておきたいポイント
敷物はしっかり貼り付ける

シートを敷く際、飛ばされないように周囲をガムテープで固定します。飛ばされないように中身の入ったペットボトルを置く方もいますので、せっかく確保した場所が失われないようにしましょう。
待機列整理は2回
原則、大部分の時間は敷物から離れることが可能ですが、前日の17時過ぎと当日の6時過ぎの2回、係員による待機列の整理があります。この時間帯は必ず敷いた場所にいてください。
前日17時過ぎの待機列整理では、いったん敷いたシートを門側へ移動することになります。このときいない人のシートは撤去されますのでご注意を。
敷物から離れる際は注意
意外なことに深夜の時間帯は人がいません(翌朝どこからともなく人が戻ってきます)。
敷物から離れてコンビニへ寄ったりすることは可能ですが、貴重品だけはくれぐれも置いていかないように。
正門前トイレが利用可能
トイレは正門前のトイレが終夜空いています。またゴミ箱も用意されていますのでクリーンな徹夜を心がけたいですね。
あると便利なグッズ
カイロ

徹夜の必需品!
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シート

破れにくく濡れても洗って何度でも使えるレジャーシートは場所取りに欠かせないツール。
100×200cmサイズが用意できれば十分でしょう。
モバイルバッテリー
「興奮して一晩眠れない!」というファンならば、やっぱりスマホをいじってしまうもの。
当日の夕方まで電池がきれないように、超大容量のバッテリーがあると安心です。
防寒対策を万全にして、良い有馬記念の現地観戦を!