2025年の大阪・関西万博のロゴマーク決まり、セル(細胞)をコンセプトとし「いのちの輝き」を表現した作品が選べれました。
大阪市浪速区でデザイン事務所を経営するシマダタモツさん(55)らが考案したこのデザインは、赤い円や楕円(だえん)は細胞を表し、形の異なる細胞同士が連なって輪を作ることで「いのちの輝き」を表現したとのこと。
シマダさん自身は1970年の大阪万博を訪れ、太陽の塔に衝撃を受けた経験があり、「(作者の)岡本太郎さんのようなパンチやオリジナリティーのあるものをつくりたいとずっと思っていた」と語っています。
他の候補作
今回選ばれた「E案」以外の作品は、あまり奇抜さを感じにくいものになっている印象があります。選考委員会も人々の印象に残るロゴマークしたいと思っていたのかもしれません。
1970年の大阪万博や2005年の愛・地球博のロゴはいずれも回転対照で受け入れやすいデザインですが、記憶に残っている人はほとんどいないのではいないでしょうか?前者は「太陽の塔」後者は「モリゾーとキッコロ」のほうが頭に入っていたくらいです。

だからこそネット上ではE案に対して「これはないだろ」「一般の投票で決めたらいいのに」という意見が多いですね。
しかしこうした意見が多くなっていることが、かえって大阪万博に対しての関心を持つことになると狙っていたのではないでしょうか?
いわば「炎上商法」なのです。
二次創作の有用性
今回のロゴについて、発表から丸一日経過した今も各種SNSで話題になっています。このロゴの特筆すべき点は二次創作の素材として高い有用性を持っているということです。
赤丸にしろ目玉にしろ、円または楕円だけで構成されておりどことなくキャラクター感が潜んでいるので使いやすいという点にあります。
すでに数多くの作品が生まれていますが、延期された東京五輪のロゴマークからはこんな現象はほとんどありませんでした。
ロゴがイジられているということからも、まさに『つかみはOK』という感じですね。
https://twitter.com/yoshieda1394/status/1298229619313659904?s=20
https://twitter.com/kentamatsunaga/status/1298452594705068034?s=20
例のロゴを作る佐渡様 pic.twitter.com/LOGxj62LBG
— フェレットさん@甲甲甲乙甲甲丁 (@ferretsan7) August 26, 2020