鉄道

大宮始発はやぶさの所要時間、運用について

東北・北海道新幹線で最近注目されているのが、大宮駅始発の臨時はやぶさの設定です。

どんな運用になっているのか?調べてみました。

臨時はやぶさの実績

2018年6月23日(土)、30日(土)

停車駅

大宮(発)

仙台(発)

盛岡(発)

新青森(発)

新函館北斗(着)

はやぶさ 101 号

6:00

7:07

7:47

8:40

9:41

はやぶさ1号(東京発)

6:58

8:06

8:48

9:51

10:57

こちらが臨時で運行されたはやぶさ101号と、定期運行されているはやぶさ1号の比較。

大宮を1時間近く早く出発するだけでなく、盛岡以北のほとんどの駅を通過するため9時台には新函館北斗駅に到着するという利便性を持っています。

もともと東京ー大宮駅間は東北・北海道新幹線だけでなく金沢からやってくる北陸新幹線、新潟からやってくる上越新幹線などが毎日ひっきりなしに走っている状態でパンク寸前といってもおかしくありません。

また東京ー大宮間は線形や騒音の影響を抑えるため速度を落として運転しなければならず、この区間の所要時間は在来線とあまり変わらない25分間。

そこで分岐点となる大宮駅の活用方法が模索されてきました。

東京駅は2面4線をフル活用しているのに対して大宮駅は3面6線。その中には定期列車には使われていない16番線ホームがあり、ここを活用しない手はありません!

しかも臨時はやぶさに対してはモバイルSuicaを用いたチケットレス特急券「スーパーモバトクスペシャル」で大宮~新函館北斗間9,940円と通常の半分程度の値段で乗車が実現したことが功を奏し、乗車率は好調とのことでした。

今後の運用は?

2018年7月現在では今後の運用は発表されていませんが、現状東京ー大宮間の改良が難しいこと、かといって大宮から新宿方面に新幹線専用軌道を敷くのも非現実的なことも含めれば、大宮駅発着の列車が今後も臨時で設定される可能性は大いにあると思います。

大宮だけでなく、はやぶさが止まらない北関東の利用客にとっても可能性はあります。もし宇都宮駅に停車し乗り換えなしで北海道まで行けたら新たな利用スタイルが生まれると思います。

このことは東北新幹線の魅力アップにもつながることでしょう。