旅行・街歩き

初めての海外旅行を一人で行くために失敗しないための方法

憧れの海外旅行を自力で行きたいために準備したいノウハウを書きました。

初めてのパスポート

パスポートは「旅券」と呼ばれ、海外旅行をするには絶対に無くてはならないものです。

パスポートの種類

パスポートには有効期間の異なる2つの種類があります。10年用が16,000円、5年用は11,000円です。20歳未満の人や10年用の手数料を出すのが難しい人は5年用で構いません。パスポートは偽造されないようにICチップが内蔵されています。

パスポートの申請場所

自身が住民票を登録している都道府県の旅券課で行います。各都道府県によって申請できる窓口が異なりますが、県庁の本庁内に設置されている場合が多いです。申請書に本人記入が必要な箇所があるので代理人申請をせずに本人が申請に行きましょう。申請や受領は平日の9時〜17時というところが多いですがこちらも各都道府県の窓口によって異なります。土・日曜日・祝日・年末年始は申請受付および受け取りはお休みです。

パスポート申請時に用意するもの

①一般旅券発給申請書 1通(各都道府県旅券課・各市区町村で入手できます)

②戸籍抄(謄)本 1通(6ヶ月以内に発行のもの)

③身元確認の書類(コピー不可)

④写真1枚(縦45mm×横35mm。6ヶ月以内に撮影したもの。無帽正面上半身)

申請人が20歳未満等の場合の注意点

1.申請書裏面の法定代理人署名欄に署名を入れなくてはいけません。法定代理人が遠隔地に住んでいる等署名が困難な場合には同意書を添付しなくてはなりません(同意書は各旅券窓口に用意してあります。)

2.親権者と子どもの姓が異なると親権者の戸籍が必要となることがあります。

身元確認の書類(コピー不可)

Aの中から2点 もしくは AとBから1点ずつ

A・健康保険被保険者証 ・国民健康保険被保険者証 ・船員保険被保険者証 ・介護保険被保険者証 ・共済組合員証 ・後期高齢者医療被保険者証 ・国民年金手帳 ・国民年金証書 ・厚生年金保険年金証書 ・船員保険年金証書 ・恩給証書 ・共済年金証書 ・印鑑登録証明書と実印

B・失効した日本国旅券(失効後6か月を超えるもの) ・学生証、生徒手帳(いずれも写真付きのもの) ・会社等の身分証明書(写真付きのもの) ・公の機関が発行した資格証明書(写真付きのもの) ・母子手帳

ここに掲げた書類がない場合は、旅券窓口に相談してみてください。

④写真1枚

上に写真の一例を示します。大変重要な写真ですので以下の規格を守って最寄りの証明写真自動撮影機などで綺麗に撮影しましょう。

縦45mm×横35mm

6ヶ月以内に撮影したもの

写真上部と頭頂部の余白は2mm〜6mm

顔の大きさ(頭頂部からあごまで)は、32mm〜36mm

無帽で正面を向いたもの

背景や影がないもの(スナップ写真は不可)

パスポートの受け取り時に必要なもの

①旅券引換書または受領書

旅券引換書には交付予定日が記載されています。交付予定日を過ぎたらなるべく早く受取に行きましょう。なお申請日から6ヶ月を過ぎると受領できなくなりますので忘れないようにしましょう。

②手数料

10年用の場合・・・16,000円(収入印紙14,000円+都道府県収入印紙2,000円)

5年用の場合・・・11,000円(収入印紙9,000円+都道府県収入印紙2,000円)

いずれも収入印紙を購入して旅券引換書または受領書に貼る形式を取っています。

前述の申請時には手数料を用意する必要はありませんので、受取時にまでに用意しておくようにしましょう。受取は必ず本人が直接窓口に行ってください(パスポートの不正受給を防止するため)。

海外航空券を予約する

自由な旅を行うためには自分で全て準備できるようにすることを身につけておくと旅がより楽しいものになると思います。

航空券の予約はインターネットのサイトで行うのが便利です。航空会社の正規サイトや旅行会社の予約サイト、LCC(格安航空会社)のサイトなどがあります。

格安航空券の予約の仕方

ホームページからトップ画面から出発地、出発日、目的地、現地出発日、帰国到着地、人数を入力して「検索する」をクリックします。

検索結果を表示します。「この商品のフライトを見る」で詳細を見るとそれぞれ以下のような情報を得られました。

以上の3パターンで比較した結果、アメリカン航空の便を予約することに決めました。

③選択したフライトの予約へ進むをクリックしてメールアドレスを入力して「次へ」をクリックします。

※はじめて利用する場合は会員登録をしなければいけません(登録無料)。

ここでパスポートの2ページに記載されている旅券番号.Passport No.を入力する欄があります。そのほか必要事項を正確に入力していきましょう。

特に左側のフォームにあるようにパスポートに記載されたローマ字通りに入力してください。1文字でも間違えてしまうと搭乗できません。

④全ての項目の入力を終えたら、利用規約を必ず確認して決済します。しつこいようですがパスポートに記載されているローマ字通りに入力されているか最後の確認をしてください。

Eチケットを控えよう!

インターネットで航空券を予約すると、航空会社のシステムに情報が保管されます。その控えとして後日登録したメールアドレスに「E-チケット」なるものが送信されます。

E-チケットが送られてくるタイミングは予約完了から3日以内、格安航空券の場合は出発日は数日前に発行されることが多いです。

E-チケットは印刷して出発時に忘れないように持って行きましょう

ホテルを予約しよう!

ホテルもインターネットで予約できます。航空券を予約する時にホテルも選んで一緒に予約することもできますが、ここではホテルの予約サイトで予約する方法です。代表的なホテル予約サイトを2つ紹介します。

予約時支払い型

agodaは特徴的な予約サイトのひとつで、会員登録してホテルを予約する際に支払いを行うタイプです。agodaの魅力は予約をするたびにポイントが貯まり、そのポイントを次以降のホテル予約で割引として使える点にあります。宿泊後、agodaにレビューを書くとさらにポイントがもらえます。

現地支払い型

ホテルの予約だけ先に行って、支払いは予約したホテルで現地通貨にて支払うタイプの代表例がBooking.comです。クレジットカードでの支払いに抵抗がある方やキャンセルを安心して行いたい方(予約時に支払いをしていないためキャンセル料はほとんどの場合で無料)にオススメです。

ホテルバウチャーを忘れずに!

予約が完了すると予約したメールアドレス宛に「ホテルバウチャー」が届きます。

いわばホテルの予約確認券のことですので印刷して出発時必ず持って行きましょう。ホテルバウチャーがあれば、例えば空港からタクシーでホテルに向かうときにタクシーの運転手にホテルバウチャーを見せれば場所に困ることが少なくなります。

海外旅行に最低限必要な持ち物

海外旅行は必要なものを、できるだけ少ない量で出かけることが重要になってきます。

行く場所によっても異なりますが自力で海外を観光するために必要だと思われるアイテムを掲載します。帰りはお土産やお買い物でモノが増えることを考慮し、出かける前はキャリーバッグに入れる量を半分〜3分の2程度に抑えておきましょう。

絶対に必要なもの

・パスポート

・航空機のE-チケット控え

・ホテルバウチャー

・お金

この4点が無いと海外へ行けません。裏を返せばこの4点以外は現地で頑張って探せば面倒ですがなんとか調達できます。

安全なキャリーバッグを

海外、特にアメリカに行くことを考えている方はTSAロック搭載の製品を選びましょう。
TSAロックとは、アメリカ運輸保安局(TSA)によって認められたカギのことです。アメリカの空港で手荷物を預ける際は不審物の確認を行うことがあるため施錠してはいけませんが、TSAロックは施錠できます。

2〜3泊に最適な大きさ(40Lサイズ)

比較的軽く機内に持ち込める最大サイズであることが多い

4泊〜1週間に最適な大きさ(72Lサイズ)

お土産もタップリ入るサイズ。寒い気候の国は行く際はかさばりやすいコートを入れるサイズで。