家庭菜園でじゃがいもを育てるときのコツを書いていきます。
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じゃがいもの特徴

じゃがいもは南米のアンデス高地が原産といわれています。北海道から沖縄まで日本全国で広く栽培されており、でんぷんが多いのが特徴。様々な種類がありますが、メジャーな品種は男爵いもとメークインです。
男爵いも
形・・・丸い
食感・・・ホクホクしている
煮崩れ・・・しやすい
料理・・・ポテトサラダ、コロッケ、マッシュポテト
メークイン
形・・・長い卵型
食感・・・しっとりしている
煮崩れ・・・しにくい
適した料理・・・カレー、シチュー、肉じゃが等の煮物
じゃがいもの植え付け時期(関東〜東海標準)
春 … 3月~4月中旬くらいまで
2月中旬ごろに九州地方から収穫されるじゃがいもは「新じゃが」と呼ばれ、早春の訪れを感じます。3月から5月にかけて収穫の旬は本州を北上、7月には北海道産のじゃがいもが収穫されていきます。
秋 … 8月下旬~9月
じゃがいもは一般的に年2回栽培できますが、秋の栽培が難しいとされています。理由は植え付け時間が短く、その時期が夏場となるため腐りやすいためです。初心者の方は春先に植えた方が無難とされています。
タネイモを探す
タネイモは例年冬場12月以降にはホームセンター等で見かけます。とはいえそれほど早い時期に購入しなくても構いません。2月下旬〜3月でも間に合います。
量はたくさん買えばよいというものではありません。1袋あたり10〜20個入っているものを選びましょう。農林水産省の検査機関の検査に合格し、品質がきちんと保証されているタネイモを選びます。
じゃがいもの植え方
タネイモの芽出し

生育を期待したいのなら、芽出しを行いましょう。日なたにタネイモを並べ、太陽光に当てます。夜は家の中にいれます。これを10日間ほど行うのですが、赤っぽい芽が出るまでは日々根気の要る作業となります。
植え付け前の畑の準備

ジャガイモは根を張るため、浅いとうまく成長しません。深さ30cm以上あったほうがよいでしょう。
野菜用培養土を混ぜ合わせ、土慣らし。成長を促すため、有機配合肥料を10Lあたり25g混ぜてあげます。
タネイモを切る

50gまでのタネイモはそのまま植えても構いませんが、50gを超えるタネイモは縦に半分に切り、切り口保護材をつけます。日なたに数時間当てると乾燥するので、乾燥したら植えます。幅は40〜50cmで、50〜60cm感覚で植えます。土を5cm被せてやり、葉が出やすい環境にしてあげます。
じゃがいもの水やりについて
じゃがいもは土が乾燥しやすい環境で育つことから水やりをあまり必要としません。実際に育ててみても水分を多く含めすぎてしまうと成長の妨げになってしまうことがありました。
土寄せと追肥
葉がこのくらいの大きさになったら、土寄せを行います。土が十分でなければ、追肥をしましょう。
とにかく雑草が生えてきますので、週1回ペースで余計な雑草を抜き手入れしてください。そうすることで、じゃがいもの葉に栄養が行き渡ることになります。
植えてから約2ヶ月後、青白い花が咲きました。収穫までもう一息です。
収穫のタイミングは?

じゃがいもの収穫タイミングは花が枯れて、葉のほとんどが茶色く枯れたタイミングです。収穫するときは晴れた日がよく、雨が降った場合は2日以上経ってからにしましょう。
つまり、春植えの場合は梅雨前までに収穫しておくのがベストです。

日陰で風通しのよいところに保存します。保存は長く行わず、せっかくですから収穫したてのじゃがいもを食べてみましょう!
私が今回栽培したじゃがいもは、茹でて食べました。塩やバターといったものを付けずにそのまま食べても美味しいです!
じゃがいも栽培は難しいと思われがちですが、丁寧に育てれば大きな、味わい深いものが出来上がります。
家庭菜園に挑戦されている方は、ぜひお試しください。