↑左から小幡和輝さん・島田舜介さん・木村淳史さん・飯貝誠さん
地方創生会議において、島田舜介さん・木村淳史さん・飯貝誠さんのトークセッションがおこなわれました。
モデレーターは小幡和輝さんです。
島田「岡山県でデニムブランドをやっています。固定の店舗を持っておらず、販売を行なっている。今年の4月から全国の農家を巡りながら販売しています。クラウドファンディングで76万円を集めました」
木村「夢アワードで協賛していただいて一緒に何ができるかの相談をさせていただいてる。今年8月に副職のコワーキングスペースを寺子屋に設置指定と思っている。実家に全然使っていないミシンを使っていないミシンがあればぜひ私までお願いしま〜す」
飯貝「私は去年グランプリをとっちゃって地元帰ってひた隠しにしてきた。生徒にだけ自慢ですけど学習塾を建てて2年しか経っていないのに賞を取ってしまって・・・この1年やったことは大学生のインターンシップを1名受け入れていてカジュアルに交流する場を作ろうとしていた。「Next Commons Lab」で入ってきて「日本酒学」を開催すると移住者とローカルの同級生が参加して、いい感じになった。また子育て支援に関することをやってくれといわれてその理事になった」
木村「その時期にクラウドファンディングをしていて、大学を卒業し47都道府県移動を始めた。オンライン上で顔の見える商品を実現したいと思っていて実現している。竜崎さんのホテルと一緒にやっていて別々の綿を組みあわせデニムシャツのプロジェクトをやっている。コストの問題でできないこともあるが5%を介在させることによってモノを出している」
木村「去年は懇親会の会場に試着室のテントがあって接客していた」
小幡「今回は持って来てないですか?」
木村「あまりガツガツしないかと思って・・・」
小幡「クラウドファンディングって本気でやらなきゃいけないから少数精鋭でやってて勉強になりました」
木村「僕昨年出れなかったんですけどね」
小幡「内閣府地域活性化伝道師をいただいてまして・・・新しく会社を作ったんですけど高野山のアクセスを良くしたいのでヘリを準備していて。関西空港を起点として交通インフラをなんとかする!ということをやろうとしています」
木村「往復1万円?」
小幡「そんな値段じゃないですよ、10万円くらい」
<h2>失敗の話</h2>
島田「最初ブランド立ち上げた時、クラウドファンディングで何個か優勝して賞金を集めていたんですけど、それが良かったというところもありましたし、物を売っている感じがなく送料とか全然考えてなかった「送料めっちゃかかるやん」とか配送作業とか全然わからなかったのと工場とも全然連携できてなくて納期が遅れたり・・・」
島田「岡山ってジーンズの産地なんですけど、大学時代に岡山の大学で知り合いんも紹介でジーンズの工場廻ったりして「かっこいいなぁ」と思ったんですけどHPを持っていなかったり情報発信がうまくできてなくて凄い勿体無いんじゃないかと思った」
島田「30工場を取材して廻ったら業界の中でここに先に行ったほうがいいというのも分からずに。工場でアパレルというブランドとか展示会をやったりして・・・半年くらい準備したけどポシャっちゃって『この人を押さえておかなくちゃいけない』というのを知らなくて失敗したことがありました」
木村「僕の祖父も職人だったので職人の修行を始めて、祖父の名前を出すと理解してくれることが多いので祖父には感謝したいですね。今からクラウドファンディングやろうとしている人はデータを送るのがラクですのでお勧めします」
小幡「ECのサイトやっている人はほんとすごいですよね」
木村「その人たちをコミュニティとして引き止めるのが大事だなと思ったそこらへん島田さん得意ですよね?」
島田「上手くやっているんですかね??」
飯貝「もともと勉強しているノウハウを1年やっていたので、途中から顔つき変わってもうちょっと勉強に集中してくれよとかあって高校生とのマインドが変わっていくことが把握してなくて辞めた学生がいて、今は改善して助っ人読んだりクラス分けしつつ1年生はこうで、2年生はこうで・・・というふうにして改善している」
小幡「勉強したくてっていうのは面白いですね」
飯貝「それはただの焦り・・・もありますね」
木村「小幡さんの失敗談はありますか?」
小幡「今日も失敗しました・・・」
島田「太ってますよね」
小幡「5kgくらい太りましたよ。2年前に50kg切っててこれ以上痩せたらドクターストップがかかって食べてます・・・って何の話??」
島田「失敗談」
小幡「ほとんど失敗はしてないですよ」
島田「失敗とはなんでしょうか?」
小幡「あとから取り返す形が重要だなって思うし、直前になってプログラムを変えたりとか・・・都道府県の偏りが強かったんですよ。会場のキャパのMAXが凄いので。どうやったらバランスをとりながらとか考えていて。行き当たりばったりですね」
行政との関わり方の話
飯貝「起業したきっかけは空き家バンクでいけるかもって言われて独立が決まってプッシュした感じです。人口減少対策室が行政にあってフットワークが良く楽しくやっています。補助金の手続きはめんどくさかったですね」
木村「仲良しになったけど失敗して今も決別状態」
島田「言ってましたよね。あいつらとはもう関わらないと」
木村「鈴鹿は補助金はないのですが、最終的にどこに流れるかというと東京の個人事業主の広報会社です。『しゃーないんですけどなんだかなぁ』っていうのがあって僕はやらない。会議を5〜6時間やっても何も生まれない。1年やって虚無感しかないので補助金関係とは関わらないです」
小幡「補助金が欲しいために言っている東京の企業説があって、地方創生を言っている大きい企業リストを集めています」
木村「それだと伝統工芸の補助金を取っていて地方創生を始めたときに鞍替えしている広告代理店は気をつけたほうがいいですね」
島田「僕はみんなと仲良くすればいいんじゃないですかね。兵庫県西脇市は工場に若者が入っていくための支援があって1人入って工場働くと月10万円が入る。いきなり人を雇うのはリスクがあるので工場で働き方を見ているのはいいことで、僕自身は補助金を使おうとは思っていない。補助金って色がついていないじゃないですか。誰から見たお金って分からなくてお客さんがいる状態からスタートするといいんじゃないですかね。僕は一切不満なしです」
木村「やれることはやって組めるものは組めると思う。あとは補助金は使わないほうがいいと思います。最初の1年間で補助金でやったことで将来的に事業になりそうなことは使ったほうがいい。補助金を効率的に使える事業は何かを考えるといいですね」
地元に根付くか、ほかに拡大するか
飯貝「地元ですね。パクりやすいんでパクって欲しい。そういう点では役に立ちたいと思ってて自分の地域は自分の地域で見ていく。自分で拡大していきたいという気持ちはない」
木村「スタンスはほとんど一緒。伝統工芸には興味がない。子供の頃には窓際で作業している職人がいたのでそれを復活させたい。自分が楽しいやってる。地域を面白くしたいからやってますね」
島田「僕はどっちかじゃないですよね。地域に根ざしたいし拡大したいし・・・工場自体コンテンツになるし傷ついた記事とかめちゃくちゃ安く売っててもったいないと思う部分を1個ずつ「もったいなくない」ふうにしていきたい」
島田「デニムでやりたいことの5%しかできていないのでデニムでしっかりやっていきたい」
小幡「まず和歌山に何かしたいというところはあって、ほかの地域で学ぶということはある。和歌山以外にほかの地域に関わるストーリーが無いからガッツリ住み込むことはない。あと僕は和歌山と県外をつなぐことをしていきたいですね」
最後にみなさんにメッセージを
飯貝「地域って負の遺産を引き継ぐっていわれることがあるけどお年寄りってプレーヤーを探していると思います。チャレンジできるチャンスが地域にはあるので悪い面だけでなくいい面もあります」
木村「いきなり負んぶに抱っこだと自走できないので自走できる事業を立てつつ行政に頼れるなら頼ったほうがいいですよ」
島田「キャンピングカーで全国を廻っているので面白い地域があったら行きます」
小幡「今年ローカルに特化したファンドを作ったのでドンドン投資をしていきたい。面白い話があったら相談して欲しいと思います!」