競馬

馬主・金子真人オーナーの凄さ、驚きの相馬眼について

日本で最も成功している馬主は誰なのか?

その質問に答えるとすれば、金子真人オーナーではないでしょうか?

日本ダービー4勝の強運


第85回日本ダービーは、福永祐一騎手騎乗のワグネリアンが優勝しました。

日本ダービーといえば、全ての競馬関係者が憧れるレースとして競馬界で最も重要な
レースのひとつとされており「競馬の祭典」とも呼ばれています。

ダービー発祥の地イギリスでは、かのウィンストン・チャーチル元首相が「ダービー馬のオーナーになることは、一国の宰相になるよりも難しい」との言葉が残されているそうです。もちろん日本ダービーを勝ってダービーオーナーになることも大変難しいはずです。

・・・ところが金子オーナーはその日本ダービーを4勝しています。

2004年 キングカメハメハ
2005年 ディープインパクト
2016年 マカヒキ
2018年 ワグネリアン

もちろん過去に金子オーナー以外で4勝している馬主はおりません。最近の一大勢力となっている法人クラブでも(株)サンデーレーシングの3勝が最高。

金子オーナー3頭目のダービー馬となったマカヒキの父は自身2頭目のダービー馬ディープインパクト。

今年ダービー馬となったワグネリアンの父はダービー馬のディープインパクト、母父は金子オーナー初のダービー馬のキングカメハメハ。

自身のダービー馬を交配させて新たなダービー馬を誕生させるというリアルウイニングポスト状態となっております!

八大競走完全制覇

桜花賞・皐月賞・オークス・日本ダービー ・菊花賞・天皇賞(春・秋)・有馬記念は八大競走といわれGIの中で格式の高いレースとされています。

金子オーナーは個人馬主として唯一、この八大競走を制覇されています。
(ちなみに法人馬主では(株)サンデーレーシングが達成)

初めて八大競走に勝利した金子所有馬 ※()内は達成年

桜花賞・・・アパパネ(2009年)
皐月賞・・・ディープインパクト(2005年)
オークス・・・アパパネ(2009年)
日本ダービー・・・キングカメハメハ(2004年)
菊花賞・・・ディープインパクト(2005年)
天皇賞(春)・・・ディープインパクト(2006年)
天皇賞(秋)・・・ラブリーデイ(2015年)
有馬記念・・・ディープインパクト(2006年)

三冠馬ディープインパクト、牝馬三冠アパパネの活躍が光りますね。性別違えど三冠馬を2頭引くことさえ、馬主では快挙です。

驚くべき相馬眼の秘密

馬の選び方は庭先でもセリでも下見を必ず2回行う。
一回目、気になった馬をピックアップしたリストを作成し持ち帰る。
二回目、そのリストは持たずに現地入りし、一回目と同じように気になった馬をリストにして再度持ち帰る。
そして一回目と二回目のリストを照合し重なった馬たちを購入検討馬としている。
最終的にはセレクトセール前日に会場へ訪れ検討馬をまとめて下見しチェックする。

金子オーナーの謎

著名な馬主であるにも関わらず、図研の代表取締役社長という肩書き以外は謎に包まれていることの多い金子オーナー。

露出度の高かったキタサンブラックの北島三郎オーナーとは対照的で、ご本人の生の姿を知らない、または肉声を聞いたことがないという競馬ファンが多数。まさに「雲の上の存在」というべきでしょうか。

しかしパドックでは度々姿を現していることが動画等で確認できます。よく読む新聞は競馬エイト。馬主に多いヤクザっぽさが全く無いところも好感が持てますね。