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【しくじり先生】カッコつけどころを間違えて大惨事を起こしたアパレル店員の話

こんにちは、アパレル販売員兼ブロガーのぐー(@goofam_fam)です。

ぐー。アパレル販売員兼ブロガー。 アパレル界のことや、趣味の植物や DIY を通して、ライフスタイルを提案。 普段は真面目な記事を執筆しており、最近興味があるのは仮想通貨。インテリぶってカッコつけてます。

僕のサイト・“グーファム”ではアパレル関係の話題はもちろん、趣味の植物や DIY などを含め、心を豊かにするライフスタイル提案を行なっています。

今回は、そんなおしゃれ気取りな僕が引き起こしたあの忌まわしい大惨事の経験から、しくじり先生よろしく、その経験で得た教訓を勝手に述べさせてもらいます。

自分のサイトでは見せないぐーの真実を語ります・・・

転勤前、後輩からの誘い

僕は転勤で横浜に勤めていました。

今は出店などの関係で地元に戻ってきていますが、「男性でレディス担当」という特殊な立ち位置で店頭に立っていたわけです。(元々はメンズ担当)

ある時ヘルプに来た別店舗の後輩女子社員が僕に一目惚れしていたそうです。(自分で言うなよ)
その子との話・・・

転勤が決まる、連日の飲み会。

ある時地元への異動が決まりました。

新規出店に伴い人員が確保できず地元の旗艦店に戻るという経緯。

話が決まってからは、同じ店舗のスタッフや別店舗の同期スタッフとよく呑みに行ってました。
そこで同期の 1 人が「ぐーと呑みたがっている女の子がいるから行ってあげなよ」と言うわけです。

話を聞くと、以前ヘルプに来てくれた女の子。

高身長でスタイル良く、明るくて可愛い子だったので僕は O.K.を出し、同期スタッフのセッティングのもと、後日夜の渋谷へ繰り出しました。

その子の名前は仮に”ジェシカ“と言うことにします。(日本人だけど)

弾む会話・上がるテンション

待ち合わせの店へ行くとその子がいました。

ぐー

やあ、ジェシカ!今日はわざわざありがとう。(男前を装う)

ジェシカ

ぐーさんこそ!私のためにありがとうございます

ジェシカは僕より 4 つか 5 つほど歳下で、服装も若い。

冬だったので短めのスカートにタイツという、鉄板のモテコーデでやって来ました。

ぐー

お!今日のスタイリングいいね!

ジェシカ

ほんとですか?嬉しい・・・

なんつって。

僕はちなみに足フェチで生足よりタイツ派です、つって。

何気なく始まりましたが、この日もともと一緒に来るはずだった同期は来ません。

普段全く気の利かない彼が珍しく気を利かせたのです。

余談ですがその同期は、ちょっと肌寒くなって来た 10 月に、ぺらぺらな無地の白い T シャツに、真っ赤なカナダグースを汗だくで羽織るような・・・ちょっと変わったやつです。

この時ばかりは彼に感謝しつつ、ジェシカとのひと時を楽しみました。

ぐー

今日はあいつ、来ないらしい。忙しいんだと。

ジェシカ

そうなんだ、でもぐーさんがいるから大丈夫!

ぐー

へへ、今夜は楽しもうぜ!

ジェシカ

もう、ぐーさんたら・・・照

とか言いつつ、共通の会社であり店舗の違う 2 人は”ならでは”の仕事話で盛り上がりました。

やはり仕事上先輩なので

ぐー

ウンウン、そうか・・・大変だね

って感じで話をちゃんと聞いてくれる先輩を演じ、たまに

ぐー

無理・・・すんなよ?

とか言って終始カッコつけていました。タバコを「フゥ・・・」とかふかしながら。

話は逸れますが喫煙者あるあるで、カッコよくライターを取り出したらリップクリームだっ
た・・・
てことありません?

近ずく終電・今夜は帰りたくない

話も盛り上がり、恋愛話など(ほんとは人の恋バナなんか全く興味ない)しつつ、終電も近い。

ぐー

今日はありがとう、いつかこっちに遊びに来たらまた飲もうよ

と言ったのですが

ジェシカ

まだ・・・ちょっと飲み足りないです・・・

とのこと。

据え膳食わねばというように、女子の誘いを断るほど僕はヤボじゃない。

ぐー

じゃあうちの方で飲み直すかい?

ということで僕の住む街へ。

ちなみにジェシカは全く逆方向。

ジェシカ

うん・・・お願いします

と、いいムードで最終電車へ。

関東在住の方はわかると思いますが、終電は混み合います。

そんな中テンションがなぜか上がったジェシカは

ジェシカ

ぐーさん!このキーホルダー可愛いっしょ?ケタケタ w

と人目もはばからず大声で喋る。

ここでも紳士な僕は

ぐー

あ、ああ・・・そうだね。でもちょっとトーン落とそうね

とかカッコつけながら、この後の展開にワクワクしたものです。

飲み直し我が家へ・・・

軽く駅近で飲んだ後はコンビニでお酒を買って自宅へ。

すでに僕も相当酔っていたのですが、家に着くなりジェシカは爆睡。

パンツを下げていた読者さまには申し訳ありませんが、実は僕も寝てしまったんです。

タイツにスリスリしながら・・・

そしてついに、事件は翌朝起こります。(なげえよ!)

しくじりの朝が来た

明けて翌朝、ジェシカは出勤のため早朝に自宅に戻ることに。

僕は休みでかなり眠かったのですが、駅まで 15 分ほど歩くため、紳士でダンディな僕は駅まで送ることに。

途中で寝てしまったとはいえ、スリスリしていたことがバレていたらどうしようと思いましたが(後に気づいていないことが分かる、良かった)2 人で並んで歩き出しました。

ジェシカ

ぐーさん、昨日はごめんなさい・・・私大丈夫でした?

ぐー

何もないよ!こちらこそありがとう

何気ない会話をしつつ・・・

しかし歩いて 5 分経たないうちにソレは来ました。

そいつは音もなく忍び寄る

やつは突然僕を襲います。

 

猛烈な便意です。

 

突然黙り込み真面目な顔をする僕。

ジェシカ

ぐーさん大丈夫?

ぐー

ああ、だ、大丈夫・・・なんでもないよ・・・ウッ

ジェシカ

???

僕は、後少しで家に帰れるからと「う○こしたい」とは言い出せず、頑なに我慢しました。

明らかに昨晩の飲み過ぎが原因。

自宅から駅まではかなり急で長い”くだり坂”があり、そこまでいくとコンビニがあります。

駅まではとうてい持ちそうにありません。

ぐー

ごめんよ、ジェシカ。僕はここまでしか行けない。なぜなら・・・

スウェットで来てしまったからだ。こんな格好で駅まで行くのは服屋としてあっちゃならね

え・・・わかってくれ

ジェシカ

ぐーさん・・・私のためにここまで送ってくれてすみません・・・

(ちゃんと駅まで送らんかい)

僕は最後までカッコつけて「う○こしたい」とは言えず、ジェシカとお別れ。

が・・・名残惜しそうに度々振り返り手を振るジェシカ。

コンビニに駆け込むことができない・・・

ぐー

ち、ちくしょう・・・

僕はジェシカに手を振り、このまま来た道を引き返すことを誓いました。

振り返ると・・・強烈な登り坂が立ちふさがっていました・・・

う○こ坂の乱

僕は確実に・・・慎重に坂を登りました。

ぐー

はあ、はぁ・・・く、くそ・・・(ギャグではない)

度々すれ違う、駅へと向かうサラリーマンや学生たち。

僕から放たれる、なんとも言えないオーラを感じたのでしょう。

さっと道を開ける人々。途中、おじさんが、僕を見て何かを察知したのか、心の中で何かエール
を発しながら頷いた・・・ような気がします。

僕は極限まで追い込まれていました。

ぐー

うぅ・・・タイツをもらい損ねた・・・

この世の限り僕は全神経を”最後の砦“に集中させます。

あとは運命に身を委ねるしかありませんでした。

崩壊、そして後悔

積み上げたものや、大事に大事に育て上げたものでも、それは突然壊れてしまうもの。

 

ダムの決壊のように・・・

 

ぐー

う、うわぁ・・・

坂を登りきったところで僕のダムは決壊しました。

ここから僕の家までまだ距離はある・・・

半泣きになりながら、しかし悟られぬよう背中を丸めて内股になりながら帰路につきました。怪

訝そうな顔で振り返る道ゆく人々の視線を感じながら。

(BGM:これが私の生きる道 by PUFFY)

まとめ:俺みたいになるな!

僕はこのしくじりによって多くのことを学びました。

もう 2 度とこのような悲劇は起こしてはならない、そう思い帰って枕に突っ伏して泣いたことを今でも覚えています。

(半年後にまた漏らした)

この経験から得た教訓は。

• カッコつけどころを間違えるな
• チャンスは絶対に逃さない(トイレも女子も)
• 心の声に正直になろう(便意ではなくタイツ)

人間、素直になることが大事です。

良いも悪いも全て受け止め、自分に正直になろう。我慢することと自分を押し殺すことは違います。

皆さんも僕と同じ過ちを起こさないように、ぜひこの話を活かして、心が豊かになる生活を送ってください。

ぐー

 

Wind.(かぜ)の感想

ぐーさん、寄稿ありがとうございました!

人間って完璧ではない生き物だとわかっていながらも異性の前では弱みを見せないという経験、私もたくさんありました。

特にお酒が入ると人間の本性が現れやすいんですよね。お酒の席が多い世の男性(女性もかな?)の戒め、励ましに繋がることを願っています!

今回寄稿していただいたぐーさんのブログでは、植物関連のDIY、植物の育成記録が読み応えのある文章で綴られています。お部屋やベランダ周りを素敵にしたい方はぜひご覧いただければと思います!

グーファーム!GOOD FAM.