これまでの人生を振り返った時「偶然起こった」ことや「偶然この人に巡り合った」という経験をされた方は大勢いらっしゃることでしょう。
しかし私は、世の中で起きたことは全て偶然ではないと考えています。
偶然とは
辞書で調べてみると・・・
①何の因果関係もなく、予期しないことが起こること。また、そのさま。「偶然の一致」「偶然に見つける」
②思いがけないことが起こるさま。たまたま。「偶然旧友に出あう」
(出典:goo国語辞書)
「偶然」という言葉はよくいえば便利な言葉ですよね。
例えば交通事故が起こったりした時に
「偶然交差点から出てしまった」
とか振り返る人がいますが、そんなものは理由にならないワケです。
なぜなら事故の原因は必ずあって、
「交差点が赤になっていたのに歩きスマホをしていて信号を見落として横断歩道まで出て行ったら車にはねられた」
という理由が必ずあるからです。
これを偶然という二文字で片付けるのは非常に愚かなことだと思いませんか?
偶然とは、未来の事象であり過去の出来事は必然へと変わる。
偶然とは「予期しないことが起こる要素」ですので、時にサイコロを振って1の目が3回連続で出てくる要素など、未来のことを予想するのに使われます。これに関しては理由付けができません。なぜなら未来のことは誰も経験していませんし、証人がいないからです。
しかし経験した事柄は全て必然へと変わります。
「何の罪の無い人が殺されたのは偶然なのか?」
「世界大戦が起きたのは偶然なのか?」
「トランプ氏がアメリカ大統領になったのは偶然なのか?」
歴史上の出来事を振り返っても、根本の原因は必ず潜んでいます。歴史は1つ1つの事象の積み重ねだからです。
必然だらけの世の中に生きる人々
「なぜ私は生まれてきたのか?」非常に難しい問いだと思われるでしょうが、これにも理由が与えられます。人間としての使命を与えられたからです。
出生も入学も進級も進学も就職も出逢いも結婚も出産も親離れも離婚も・・・みーんな理由があるのです。理由なしに人の巡り合わせや別れは起こりません。
仮にもし偶然がまかり通る世の中だとしたら・・・これほど迷惑なことはありません。偶然に委ねられた世の中に生きていては、自分の意志で現在の場所に辿りつけなかったでしょう。
偶然だと片付けてしまう人は、これまでの人生において、自らの意思で重要な決断に巡り逢わなかった人ではないのかと思います。目標を掲げて、意識を高く持って、物事に取り組んでいけば偶然に頼らずとも望むべき人や良い出来事に遭遇します。
「偶然論」は奥が深いなぁと思った本がありましたので以下に紹介します。
自らの意志で目標を達成し「これは偶然ではなく、必然なんだ!」といえる人生を贈りたいですね。