ミニマリスト

高城剛「LIFE PACKING2.1」の感想・ミニマムライフのバイブルだ!

待望の新書が発売されましたので、早速感想を書きたいと思います。

2泊3日手ぶらで旅行できる本

 

高城氏といえば、2007年ごろからモノを持たない生活を行っていることで知られ、さらには家を持たずに世界中のホテルを点々とされていることで注目を集めている一人です。

今日では理想の生き方の一つになっている「ミニマムライフ」ですが、日本である程度話題になる前から高城氏はそのような生活を実践していた、まさに「ミニマムライフのパイオニア的存在」といっても過言ではないでしょうか。

かつて“初代”LIFE PACKINGを読んだ私は、大きな衝撃を受けました。私を含めた日本人の多くは、モノがたくさんあれば幸せが満たされるという考え方を知らずに刷り込まれていたことを知りました。

「海外に行く時はキャリーバッグを持って行く」「高い飛行機に乗ったほうが楽しい旅ができる」そんな価値観をひっくり返したのが2012年のことでした。

2冊目となる今回は、2泊3日で手ぶらで旅行するための必要最小限のアイテムがまとめられています。

信じられないかもしれませんが、目を通してみると「なるほど、これからできるかも!」と言ってしまうこと間違いありません!

高城氏の持ち物からはひとつの特徴があります。

荷物をなるべく小さくする

最近の高城氏は10ℓのリュック1個で世界中を移動しているのです!

そんなカバンの中に入っている、厳選に厳選を重ねた「必要なモノ達」を1つずつ詳しく紹介しています。

パッキングの本は世の中に数あれど、パソコンからパンツに至るまで実際に本人が使用しているモノを撮影して掲載している本はありません。もちろん、ご本人の経験に基づいて残ったモノばかりなので、すぐ「欲しい!」と思わせることでしょう。

「LIFE PACKING」と合わせて読んで欲しい!

基本的に「LIFE PACKING 2.1」だけでも今日のテクノロジーを知る上では十分価値のある書物なのですが前作「LIFE PACKING」と読み比べることをオススメします。

というのも、4年間のテクノロジーはめちゃくちゃ進んでいることが分かるからです。

たとえばHDDはほとんどがMicroSDに切り替わっていますし、デジタル一眼レフも小型のミラーレスに切り替わっています。

この4年間で、さらに高性能になりつつ小さく軽くなっている事実を知ることができる本はかなり貴重です。

高城氏は今後もLIFE PACKINGシリーズを出すことを示唆しています。これから「移動」のハードルはさらに低くなると同時に「モノを持たない」生活がより人生を楽しくしていくことは間違いありません。

未来の豊かさを知りたい方へ、最新のミニマムライフを知りたい方にとってはバイブル的な一冊となること間違いないでしょう。