三宅洋平選挙フェスを見て理解できること・理解できないこと

(出典:saigaijyouhou.com)

7月10日(日曜日)に投開票が行われる参議院議員通常選挙(以下、参院選)において、ある立候補者がネット上を中心に話題となっています。

その名は、三宅洋平さん。

いったいどんな方なんでしょうか?

三宅洋平とは?

三宅さんは1978年生まれ。ミュージシャンとして活動されておりますが、政治にも積極的に参加し脱原発などを強く主張しておられる方です。

2013年(前回)の参院選では緑の党から比例代表に出ており「選挙フェス」と銘打って選挙に関心がない層に訴えかけ、17万票以上の個人票を得たそうです。

今回も「選挙フェス」というのが行われているのですが、とりわけ7月に入ってからネット上での拡散が激しくなったと感じます。

選挙フェスとは?

簡単にいうと「カジュアルな演説会」という言い方ができると思います。

選挙フェスは、公示日(6月22日)以降連日行われていて、これまで(現職の参議院議員の)山本太郎氏、X JAPAN のSUGIZOさん、一色紗英さんらが応援に駆けつけていることが確認できました。

バックバンドが演奏しているBGMに乗せ、自身の信念や政策を訴えかけている内容と鳴っています。確かに、他の演説スタイルとは一線を画している部分がありますね〜。

三宅さんの主張・政策

選挙フェスや三宅さんのオフィシャルサイトで掲げている自身の政策は主に以下の通りです。

●STOP!改憲2/3議席
●脱被ばく 測りまくる日本
●消費税やめて富裕税を
●原発即時停止
●廃炉ビジネスの透明化
●TPP入らない
●教育の無償化(幼・小・中・高・大)
●戦争よりも災害に強い自衛隊
●基礎控除を38万円→120万円以上に(ベーシックインカム)
●破壊から再生の公共事業へ
●R水素、小型風・水力などの地域発電を振興
●環境第一(憲法に生態系の権利を)
●動物殺処分0!
●最低賃金の大幅引き上げ
●オーガニック革命(有機・自然農の推進)
●1億万耕(農教育の制度化)
●保育・介護の社会化の徹底

 

ここでお詫びしなければいけないのは、私は三宅さんの選挙フェスを直接見に行ってません。ですからYoutubeにたくさん上がっていたのでそちらを見ることにしました。それらの動画を見た限り、聴衆を奮い立たせるようなスピーチをされているなぁ、と。

しかし鵜呑みにするのは少々危険だと思います。

大半の有権者は三宅洋平に入れられない

三宅さんは投票率の低い若者世代に政治に参加してもらうことを強く訴えかけており、なかんずく「三宅洋平に入れてください」と訴えています。

ここであれ?と思うことがありました。ご本人が今回出られているのは比例区ではなく東京都選挙区なので東京都以外の有権者(約9000万人)は入れようと思ってもできません。

私も静岡県民ですのでその資格はありませんし、この記事自体三宅さんを応援するつもりで書いているワケではありません。

三宅さんの選挙フェスを含めた主張はきっかけ作りに過ぎないと思うのです。今まで選挙に行かなかった若者や、やっぱり日本は変わらない、前に進まないんじゃないかと思った有権者が政治に参加する大切さに気づくこと。そこから始まると思います。そういう意味では三宅さんの行動は分かる気がします。

今回の参院選の争点は各陣営によって異なっています。2005年衆議院選挙のように「郵政民営化 YES or NO」という大きなひとつの対決軸はなく、例えば自民党をはじめとする与党ならば「経済対策」がメインです。一方民進党をはじめとする野党は一体となって「改憲反対」をメインに出しています。

3分の2という数字が連日クローズアップされていますが、参議院で与党をはじめとした改憲勢力が3分の2の議席を占めるか占めないかは、非常に大事なことだといわれています。

まず、3分の2をとらせないこと

各党は様々な政策(マニフェスト)を掲げており、TVなどのメディアで全てを判断するのは難しいです。もし東京都在住で、三宅さんを入れたいという方が納得して一票を投じるのならいいのですが、勢いに任せて入れるとその人自身が後悔するかもしれません。

「なんとなく」「かっこいいから」で入れてしまうと、イギリスのEU離脱投票で「なんとなく」離脱票を投じ、結果事の重大さに気づき再投票を望む英国民と同じようになってしまいます。

自分自身で調べて考えて、最後に自分の意思でたった一人の候補者を選ぶ。難しいかもしれないけど18歳以上の日本国民に平等に与えられた権利をムダにしないようにしたいですね。