毎度おなじみ、Wind.でございます。
今回は新しく運行したジョイフルトレインについて取り上げます!

その列車とは、越後湯沢駅で出逢いました。

どうみても怪しげな黒いフォルム。
これこそ、4月29日に運行が始まった「現美新幹線」です。
ベース車両は、かつて秋田新幹線区間で走っていたE3系新幹線。

外観のデザインは映画「さくらん」「へルタースケルター」の監督で知られる蜷川美花さんです。
運行日および運行時刻
5月、6月については日程が出ております。7月以降は今後公表されるとのことです。
5月・・・21日(土)、22日(日)、28日(土)、29日(日)
6月・・・4日(土)、5日(日)、11日(土)、12日(日)、18日(土)、19日(日)、25日(土)、26日(日)
上記運行日の運行時刻は以下の通りです。
下り | とき451号 | とき453号 | とき455号 |
---|---|---|---|
越後湯沢 | 08:24発 | 12:44発 | 15:20発 |
浦佐 | 08:37発 | 12:57発 | 15:33発 |
長岡 | 08:49着 08:50発 |
13:09着 13:14発 |
15:45着 15:50発 |
燕三条 | 09:01発 | 13:25発 | 16:01発 |
新潟 | 09:14着 | 13:38着 | 16:14着 |
上り | とき452号 | とき454号 | とき456号 |
---|---|---|---|
新潟 | 11:26発 | 14:02発 | 18:18発 |
燕三条 | 11:39発 | 14:15発 | 18:31発 |
長岡 | 11:49着 11:54発 |
14:25着 14:26発 |
18:41着 18:42発 |
浦佐 | 12:08発 | 14:44発 | 18:55発 |
越後湯沢 | 12:20着 | 14:56着 | 19:08着 |
駅ホームの案内表示には単に「とき○○◯号」と表示されているだけなので、何も知らずに現美新幹線を見るとびっくりしますね!
車内の様子
各号車にはそれぞれ、渾身のアート作品が展示されています。
11号車

11号車は普通の車両座席です。どう見ても普通の座席に見えないのですがこれもアート。
車内を移動する楽しみがあるので、ここに座ることはほとんどありませんでした。
12号車

鏡面をモチーフにした作品が車両1両分に配置されています。
13号車


13号車は半分がキッズルーム、もう半分がカフェです。カフェにはテーブルがあるので、購入した飲食物をそばで味わえます。
14号車

新潟にちなんだモノ・ヒト・風景の写真が展示されています。
15号車

空間を意識した作品。新幹線が動き出すと作品も揺れるという、電車だからこそ実現した芸術です。
16号車

こちらは映像作品。5枚のモニターには新潟のアニメーションがゆっくり動きながら映し出されていきます。
現美新幹線の運行区間
現美新幹線の走っている区間は越後湯沢駅〜新潟駅の間です。
面白い列車だと思うのになぜ首都圏に乗り入れないのでしょうか?

東京〜大宮間は既に新しく走らせる列車が置けないくらい、ひっきりなしに新幹線が走っています。一方昨年北陸新幹線が開業し、高崎より北の上越新幹線区間の需要が減りつつあることや、新潟県内のみで走らせることで新潟の観光PRに繋げようという狙いがあるようです。
なおJR東日本では現美新幹線のほかに足湯が付いた「とれいゆつばさ」がありますし、JR西日本では「エヴァ新幹線」が絶賛運行中です。
こういった面白い電車が増えてくることを期待しています。