鉄道

「現美新幹線」黒い新幹線・世界最速美術館の内部は?運行日・運行区間にも特徴アリ!

毎度おなじみ、Wind.でございます。

今回は新しく運行したジョイフルトレインについて取り上げます!

1P8A1680

その列車とは、越後湯沢駅で出逢いました。

1P8A1674

どうみても怪しげな黒いフォルム。

これこそ、4月29日に運行が始まった「現美新幹線」です。

ベース車両は、かつて秋田新幹線区間で走っていたE3系新幹線。

1P8A1669

外観のデザインは映画「さくらん」「へルタースケルター」の監督で知られる蜷川美花さんです。

運行日および運行時刻

5月、6月については日程が出ております。7月以降は今後公表されるとのことです。

5月・・・21日(土)、22日(日)、28日(土)、29日(日)

6月・・・4日(土)、5日(日)、11日(土)、12日(日)、18日(土)、19日(日)、25日(土)、26日(日)

上記運行日の運行時刻は以下の通りです。

下り とき451号 とき453号 とき455号
越後湯沢 08:24発 12:44発 15:20発
浦佐 08:37発 12:57発 15:33発
長岡 08:49着
08:50発
13:09着
13:14発
15:45着
15:50発
燕三条 09:01発 13:25発 16:01発
新潟 09:14着 13:38着 16:14着

 

上り とき452号 とき454号 とき456号
新潟 11:26発 14:02発 18:18発
燕三条 11:39発 14:15発 18:31発
長岡 11:49着
11:54発
14:25着
14:26発
18:41着
18:42発
浦佐 12:08発 14:44発 18:55発
越後湯沢 12:20着 14:56着 19:08着

1P8A1683

駅ホームの案内表示には単に「とき○○◯号」と表示されているだけなので、何も知らずに現美新幹線を見るとびっくりしますね!

車内の様子

各号車にはそれぞれ、渾身のアート作品が展示されています。

11号車

1P8A1701

11号車は普通の車両座席です。どう見ても普通の座席に見えないのですがこれもアート。

車内を移動する楽しみがあるので、ここに座ることはほとんどありませんでした。

12号車

1P8A1702

鏡面をモチーフにした作品が車両1両分に配置されています。

13号車

1P8A1704 1P8A1738

13号車は半分がキッズルーム、もう半分がカフェです。カフェにはテーブルがあるので、購入した飲食物をそばで味わえます。

14号車

1P8A1705

新潟にちなんだモノ・ヒト・風景の写真が展示されています。

15号車

1P8A1722

空間を意識した作品。新幹線が動き出すと作品も揺れるという、電車だからこそ実現した芸術です。

16号車

1P8A1709

こちらは映像作品。5枚のモニターには新潟のアニメーションがゆっくり動きながら映し出されていきます。

 

現美新幹線の運行区間

現美新幹線の走っている区間は越後湯沢駅〜新潟駅の間です。

 

面白い列車だと思うのになぜ首都圏に乗り入れないのでしょうか?

24482055943_14c7b6fcbb_o

東京〜大宮間は既に新しく走らせる列車が置けないくらい、ひっきりなしに新幹線が走っています。一方昨年北陸新幹線が開業し、高崎より北の上越新幹線区間の需要が減りつつあることや、新潟県内のみで走らせることで新潟の観光PRに繋げようという狙いがあるようです。

 

なおJR東日本では現美新幹線のほかに足湯が付いた「とれいゆつばさ」がありますし、JR西日本では「エヴァ新幹線」が絶賛運行中です。

こういった面白い電車が増えてくることを期待しています。