旅行・街歩き

H5系はやぶさ(新函館北斗〜東京)に4時間ぶっ通しで乗って分かったこと。

毎度おなじみ、Wind.でございます。

2016年3月26日に開業した北海道新幹線。

東京駅ー新函館北斗駅の間を最速4時間2分で結びますが、飛行機(1時間25分)と比べれば時間がかかってしまうのは明らかです。

じゃぁ、本当に4時間という乗車時間は長く感じるものなのでしょうか?

DSC_0484

2016年3月27日。新函館北斗駅から東京駅までをぶっ通しで乗車してみました。料金は乗車券・特急券合わせて2万2,890円でした。

北海道内を走る新幹線はH5系ばかりかと思いきや・・・新函館北斗駅を発着する新幹線のほとんどがJR東日本所属のE5系とのこと。

「せっかくだから新型車両に乗ってみたい!」ということでH5系で運転されるはやぶさ22号を選びました。

主役入場!

01

新函館北斗駅・11番ホームにピカピカのH5系電車が姿を現しました。こちらはH3編成で、開業日の上り1番列車で使われたものと全く同じ車両です。

 

03

新函館北斗駅について知りたい方はこちらのページへ↓

はこだてライナーと新函館北斗駅レビュー・ここがイイ!ここがダメ!

H5系電車であることは外観の帯の色で見分けがつきます。H5系の帯はライラック、ルピナス、ラベンダーをイメージさせる「彩香(さいか)パープル」。「常盤グリーン」「飛雲ホワイト」はE5系と同様です。

E5系との違いはこのあとも解説しますが、まず室内のフロアデザインが雪の結晶をモチーフにしています。

1P8A0642

また、ブラインドには縄文・アイヌ土器をモチーフをしたデザインとなっています。

1P8A0708

E5系と比較すると、このようになります。

1P8A0711

ここからは、良かった点・悪かった点をお伝えします。

◎どの座席に座ってもコンセントが使える!

1P8A0677

H5系車両のはやぶさを予約した際、ほとんど空いている席が無く通路側になってしまいましたが、H5系車両には通路側にもコンセントが付いていたためスマホの充電に重宝しました。

コンセントの位置は窓側が従来どおり壁側の足下に、通路側が前の座席のウラ側に設置されています。

1P8A0711 1P8A0799

E5系の普通車は窓側のみです。U29編成以降は通路側にもコンセントが付きますが、お目にかかる機会は少ないことが予想されます。従ってガジェット好きの方はH5系を狙うと確実です。

○連結シーンが見られる

これは鉄道ファンだけのメリットかもしれませんが、盛岡駅では一部のはやぶさを除いて5〜8分停車します。

何が行われるかというとE6系こまちとの連結/切り離しです。

1P8A0685

上り列車の場合、秋田からやってきた車両を連結する作業が行われます。

H5系もE5系と同様、E6系を東京まで引っ張っていきます。

×トンネルが多い=圏外区間が多い

1P8A0669

北海道新幹線に限らずですが、新しくできた新幹線は比較的トンネル区間が多いです。

特に青函トンネルを通過するのにおよそ25分以上かかるため、その間は圏外です。Kindleで本を読んだり、オフラインでできる楽しみを準備したほうがいいですね〜。

北海道新幹線はA列に座るのがオススメ。

北海道新幹線で景色を楽しむなら、海側のA列です。

新函館北斗ー木古内間を走行中のわずかな時間、函館山函館総合車両基地を眺めることができます。

1P8A0358 1P8A0371

↑まぁ後者もやはり鉄道ファン向けですかね・・・

 

まとめ「意外とあっという間だった」

はやぶさ22号は定刻通り、終点の東京駅に到着しました。

1P8A0723

4時間20分を走り終えたE5系の先端の汚れが行程の長さを物語っているように見えましたが、予想に反してあっという間に到着したような感じがしました。

揺れが少なく、快適だったのが影響しているのでしょう。青函トンネルでは時速140km/hで走らなければならなかった一方、盛岡以南は時速320km/hの区間もありました。そういった速度差にストレスを感じなかったんですよね。

私は東京駅に着いたあと浜松まで高速バスに4時間以上乗っていたのですが、高速バスの4時間と新幹線の4時間では身体に与える影響は全然違いました。

「また乗りたいか?」と聞かれたら正直迷うところです。普通車に座っていましたが新青森駅と仙台駅で乗り降りする乗客が多いことに気づきました。道南から北東北への移動で利用される方は結構いらっしゃるんだなぁと実感します。

しかし何だかんだいって乗り換え無しで函館(のちょっと手前)まで行けるのは便利ですし、飛行機嫌いの方にとっては最適な移動手段だと思います。

1P8A0617

ぜひ、H5系に乗って北海道を目指してみてください。