前から思っていることですが、お金をたくさん持っているからといって幸せな生活を贈れるとは限りません。
お金をたくさん持っているからこそ予想外の不幸に陥ったりしますし、持っていなくてもそれなりに楽しく生活できるということもまた然りです。
年収が300万円から600万円以上に増えても幸福度はそれほど上がらない
カナダ・ブリティッシュコロンビア大学の心理学者、エリザベス・ダン博士は幸福について面白いことを研究されている方です。
ダン博士がハーバード大ビジネススクールのマーケティング専門家マイケル・ノートン博士と書いた著書「幸せをお金で買う」5つの授業ではお金の使い方について様々なことが書かれています。
あらゆるデータから得た結果によると、年収が25,000ドル(約300万円)から55,000ドル(約660万円)に増えても人生の満足度は9%しか増えないことが分かりました。
さらに年収が75,000ドル(約900万円)になると、それ以上稼いでも幸福度はまったく変わらないことがわかっているそうです。
私は就職して社会人になったとき、学生時代のバイトの収入とは比べ物にならないくらい一気に使えるお金が増えました。やがてアイドルおたくになり、「ヲタ活」でお金をどんどん使い込み破産寸前になったのです。そうなった時なんて幸せでも何でもありませんでしたよ・・・
収入が増えると、どうしても財布のひもがゆるくなり、生活水準もより高いところへ移ろうとしがちです。年収が300万円台の時代はワンルームのマンションだったのが、上がっていくごとにより広い部屋、一戸建てに移るというようなケースがそれに当たります。
お金をたくさん持っていれば困らないと思ったら、大間違いなんですよね。そのお金の使い道次第では、新たな困りごとが出てくるに違いありません。
経験には敵わない
ダン博士の本では、お金の賢い使い方について様々なことが書かれています。その1つのキーワードとして「経験」が挙げられていました。
物を買うより、何らかの経験にお金を使ったほうが幸せだというのです。旅行がそうですよね。いくらネットで行きたい場所の情報を収集して詳しくなったからといって、実際に行ってその場所を歩いたほうが圧倒的に色んな情報が得られますし、楽しいですから!
小見出しに書いた「経験には敵わない」は私の座右の銘にもなっています。この記事にもいくつか私の経験したことを書きました。こうすることで自分から発信できる情報も増えていくのです。
私は「お金の使い方」がマスターできておりませんので、そこそこの収入でも幸せな生活ができるようにお金との関係を見直していきます。
↓社会人になって数年経った方はこちらも参考になります。