先日、浜松に友人が来た話をしたときにも書かせていただいた「面白い人のまわりに面白い人たちが集まる」という件について深堀りしていきます。
面白さを作り出しているのは、面白い人たちだ
「自分の住んでいた田舎は退屈だから都会に出て行ったらやっぱり楽しかった」 という話は私の同年代の友人からよく聞きます。なぜ楽しいのかを友人に聞いてみるとそこには「娯楽があるから」とか「刺激があるから」と 答えました。
その娯楽や刺激を作り出しているのは何か・・・を考えてみると、やはり人がいるからだと思います。しかもただの「人」ではなく「面白い人」がいるということです。
娯楽に関していえば、例えばコンサートやライブ会場に行けば憧れのアーティストに会えますがその現場には同時に面白い人がいます。昔のAKB48の現場には、良くも悪くも面白いおたくが集まっていました。
刺激に関していえば、渋谷のクラブに行けば色んな人たちがDJをしているワケですが、プレイを終えたDJたちはクラブの外を出てもワイワイやっているのです。
コンサートやクラブにしても、イベントを行うための「ハコ」は用意されていますが「ハコ」だけでは面白くなりません。そこに「面白い人」がいて初めて成立するものなのではないでしょうか。
逆に言えば、面白い人たちと巡り会わない状態が続けば都会にも飽きてしまうはずです。
面白い人が集まって、初めて面白い場所になる
私も色々なところを旅してきて「ここは面白い場所だなぁ」と思ったことは何度もあります。その記憶を辿っていくと風景というよりもその土地で巡り会った人との触れ合いのほうが残っていることがあります。
香港のドミトリー「香港ラッキーハウス」は面白い人たちの集まる宝庫でした。ここで起こった様々な出来事が無ければ、私にとって香港はただの観光地に過ぎなかったことでしょう。
偶然の出会いがその場所の印象を大きく変える可能性があるのです。
自分自身が面白い人になるということ
冒頭の「自分の住んでいた田舎は退屈だ」と言っていた友人には「自分から面白い人になればいいんじゃない?」と伝えたいです。
面白そうなことを自分で見つけてやっていけば、興味を持つ人は必ず出てきます。そして興味を持った人が自分のまわりにどんどん集まってくるのです。結局、あまり行動できない人の中に面白い人は少ないです。
そうすれば、つまらなかった場所が一瞬にして面白い場所に変わっていくと思います。私が現在住んでいる浜松は観光資源もあり、その場所を訪れれば強い印象を受けると思いますが、そこで生活している人たちとどのようにして出会うかによって、浜松を訪れた印象もより深くなるのだと確信しました。
私は友人が来た際には自分が浜松で行っていることを教えると同時に、チェーン店よりも地元の人が集まる居酒屋に案内することにしています。
私も興味を持ったことに挑戦して、楽しさを多くの方と共有できるように取り組んでいきたいです。