旅行・街歩き

開業前の奥津軽いまべつ駅に行ったら貴重な体験ができたよ!

【東北一周ドライブ 第9話】
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>>第8話はこちらから 

2016年3月開業予定の北海道新幹線

新青森駅〜新函館北斗間が部分開業を迎えるのですが、その途中駅の1つである奥津軽いまべつ駅に立ち寄って、その状況を見てきました。


まずは、津軽二股駅から・・・
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(出典:nana1451.blog.fc2.com)

この場所にある駅のまわりには道の駅ぐらいしか無いのですが、駅自体は2015年4月現在面白い構造をしています。

まずJR東日本津軽線の津軽二股駅があり、スノーシェッドを上った先にJR北海道・海峡線の津軽今別駅の下りホームがあります。

開業予定の奥津軽いまべつ駅のホームを挟んで津軽今別駅の上りホームが存在しています。

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↑これらの駅に隣接する「道の駅いまべつ」。訪れた時間帯が遅かったため既に閉店していました。

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↑津軽二股駅のホームは駐車場の目の前です。

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↑この路線は単線で青森県内で完結しています。

1日5本ずつが停車します。
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津軽今別駅へ
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津軽線を渡り、階段式のスノーシェッドを登ります。

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↑深夜帯は北海道新幹線の走行試験の真っ最中、とのことです。

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↑まずは下りホームから。有効長が意外に長いようです。

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↑このホームに停まる列車は1日たったの2本・・・

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↑一方こちらは上りホーム。

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↑こちらも1日2本のみ停車。

ちなみに津軽今別駅、8月10日から上下線とも全列車通過するらしいです。鉄道駅としての機能は事実上無くなるのでしょうかね・・・

貴重!新幹線の線路上から駅を眺める
おそらく今の時期、ここでしかできないであろう体験が開業前に新幹線の線路上を渡り駅を間近で眺めるというもの。

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↑津軽今別駅の下りホームと上りホームを連絡するために新幹線の線路上を横切る形で通路が用意されています。

万一のことも考えて、遮断機が設置されているようです。

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↑真新しい駅構内。バラスト軌道で2面3線のホームなんですね。

中央の1本は下りの通過線となるらしいです。

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↑こちらは北海道へ続く線路。この駅を出ると青函トンネルをくぐり、道内の木古内駅に到着します。

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見た限り、ホームドアはまだ取り付けられていないようですね。

感想
駅舎にはまだ入れませんが「整備新幹線」と呼べるに相応しい施設になることは間違いありません。

ただし冒頭で書いた通り、周りは山に囲まれほとんど何も無い場所なのです。

北陸新幹線・安中榛名駅も開業当初は何も無い場所だったため、JR東日本により住宅地を開発することになりました。

奥津軽いまべつ駅が設置された経緯を考えると、東海道新幹線・岐阜羽島駅のような政治駅のような気がしてなりません。岐阜羽島駅は関ヶ原付近の豪雪に対応するため新幹線を停留できるようになっていますが、奥津軽いまべつ駅にはそのような機能を見込んでいる感じがしません。

青函トンネルの1つ前にある、ということで何らかの活用があっても良いのでは?と思います。

>>第10話 竜飛岬にある温泉&日本で唯一の階段国道を夜に通ってみたよ