2014年11月29日から2015年3月1日まで東京・日本科学未来館で行われているアートと遊園地を一度に体感出来る世界初の展覧会「チームラボ 踊る!アート展と、学ぶ!未来の遊園地」に行ってきました。
チームラボといえばデジタルアート作品を数多く作り続けている会社として知られています。
私がチームラボを知ったのは2012年7月15日にTBS系列で放送されたTV番組「情熱大陸」でした。チームラボ代表の猪子寿之さんの考え方に共感を受けたこともあったため一度、展示会を見てみたかったんですよね。
<↓これ以降はネタバレも含まれておりますのでご了承下さい>
作品の一部を紹介
●花と人、コントロールできないけれども共に生きる、そして永久に – Tokyo
チームラボの新作。
制作過程も同ブースにて展示されています。
●花と屍 剝落 十二幅対
12枚のディスプレイから成り立つ。作品の表面が剥がれ落ち、作品の裏側が見えていく様子を描いています。なんだか和のテイストを感じますね。
12枚一度に見るか、一部分を切り取って見るかは観覧者次第のような気がします。
●追われるカラス、追うカラスも追われるカラス、そして分割された視点 – Light in Dark
平面スクリーンを分割し立体的にすると、どんな体験が得られるのか?という実験的な作品。光の八咫烏(やたがらす)が空間を飛び回り、その軌跡が光跡になり光の空書を描いています。
●世界はこんなにもやさしく、うつくしい
手を文字に触れると、その文字がもつ世界が表れ、世界を創っていきます。
●天才ケンケンパ
ケンケンパのリズムで○△□にうまく乗ることができると、音が出て、映像によって映し出された床が美しくなります。
同じ形や色など関連性のある○△□に連続して飛び乗ると、さらに美しくなります。
直感的で楽しい遊びで、子供たちに大人気です。
●光のボールでオーケストラ
(↑一部モザイク処理を施しています)
叩くと、色が変わったり音が鳴ったりする、光のボールによるオーケストラです。
大きいボールは他のボールと連動しているため、一つを叩くと、周囲のボールも全部色が変わり、空間全体の色が変わります。
●3Dお絵描きタウン
紙に、まちをつくるもの(クルマ、ビルなど)と、UFOや宇宙船などの絵を自由に描きます。
すると、平面で描いたクルマやビルが、目の前のまちの中に3Dで出現して、動きだしたりするとのこと。みんなが描いた絵によってまちができていく様子は大人が見ても圧巻です。
感想
チームラボの大規模な作品群が国内で展示されるのは初めてということでした。また全国で開催され続けている 「学ぶ、未来の遊園地」と一緒に楽しむことでチームラボの魅力を視覚的にも、聴覚的にも感じることができました。
チームラボが取り組み続けていることを一言で表現するのは難しいですが、私はデジタルを使って新しい文化を創っているのではないかと思います。日本は古来から文化がたくさん生まれてきたのに、それを生かして発展させることが得意ではないように感じます。
「学ぶ、未来の遊園地」に未来の教育の姿を垣間見たと同時に、学ぶことの喜びを再発見しました。それはこの会場に来た子供たちのはしゃぐ姿が証明しています。
「未来は、きっと明るい方向へ進んでいく。 」
チームラボの展示会からは、そんな想いが込められているようでした。
展示会情報
【会期】2014年11月29日(土)~2015年3月1日(日)
【会場】日本科学未来館 〒135-0064 東京都江東区青海2−3−6
【開館時間】10:00~17:00(入館は閉館30分前まで)毎週火曜休館。
ただし、2015年1月6日(火)は開館。
学ぶ、未来の遊園地は全国で開催中!
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●チームラボ 学ぶ!未来の遊園地
●チームラボ 踊る!アート展と、学ぶ!未来の遊園地
●チームラボ
●日本科学未来館(Miraikan)