「自民300議席なら株価2万円台」と予想する者を信じていいのか?

自民300議席なら株価2万円台か 大和証券が予測(日本経済新聞)

大和証券は17日、安倍晋三政権が衆議院の解散・総選挙に踏み切った場合にその後の株式相場の展望を選挙結果別に分析したリポートを出していました。自民党が現状よりも多い300議席を獲得した場合、日経平均株価は2015年3月末にも2万円の大台を回復する可能性があるといいます。
 

リポートを作成した三宅一弘チーフストラテジストは、衆院総選挙で自民党が大勝利を納めなくても、円安・ドル高基調のほか、日銀や年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)による株式買いに伴う需給の改善、消費税率の再引き上げの延期という3つの観点から株式相場の上昇基調を見込んでいるとのことです。

衆議院総選挙の結果別で見た株式相場シナリオ

2014年11月21日15:00時点
日経平均株価:17,357円51銭
TOPIX:1400.18

●自民党が300議席以上を獲得する場合

14年12月末 15年3月末 15年12月末
日経平均株価 21,230円
TOPIX 1700

※300議席以上を獲得する場合の14年12月末、15年12月末の見通しはなし

●自民党が現状程度の議席(280~299)を獲得する場合

14年12月末 15年3月末 15年12月末
日経平均株価 19,090円 19,600円 21,370円
TOPIX 1530 1570 1710

●従来見通し(消費再増税を実施、解散・総選挙をしない場合)

14年12月末 15年3月末 15年12月末
日経平均株価 17,430円 17,810円 19,480円
TOPIX 1400  1430 1560

エコノミストは当てにできない
上記の予想でお気づきになられたかと思いますが、自民党の議席がどうなろうとも、仮に解散が撤回されていたとしても、2014年11月21日現在の指標より高い予想をしているのです。 

7-9月GDPは2期連続マイナス成長、1.6%減-予想と逆行(Bloomberg)

「だったら株を買えるだけ買っときゃいいじゃん」 と思うかもしれませんが、11月17日に発表された2014年7-9月期のGDP速報値は、ー0.4%(年率ー1.6%)と市場予想よりも大幅に低い数値であることが明らかになったのです!

今回の大和証券が出した予想を100%信じれる人はいないと思います。日銀総裁の「バズーカ砲」で急騰した株価は、いつ、どんなことがきっかけで調整するか分かりません。

ただでさえ乱高下している最近の株式市場。情報に流されて損をするのは決まって素人だったりするのです。

↑アベノミクスが終わってみれば「結局こんな事だったんだ」とならないように、今後の政策に注目していきましょう。