トヨタ「MIRAI」、ホンダ「FCVコンセプト」のベンチマークはテスラのEV「モデルS」?

燃料電池自動車(以下、FCV)の開発競争が続いている中、国内自動車メーカーのトヨタとホンダから発売予定のFCVについて相次いで発表が行われています。

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(出典:driving.ca)

トヨタ、新型燃料電池車(FCV)の車名を「MIRAI(ミライ)」に決定(Car Watch)

トヨタ自動車は11月17日、セダンタイプの新型燃料電池車(FCV)の車名を「MIRAI(ミライ)」に決定したと発表しました。同社は11月18日10時からFCVに関する記者発表会を開催するとアナウンスしており、この場でミライに関する何かしらの情報が発表されることが予想されます。

記者発表会(トヨタ公式サイト) 

  6月にエクステリアデザインを公開するとともに、12月に発売すること、価格が700万円程度になることが予告されています(国の補助金が200万円程度活用できるとのこと)。

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(出典:response.jp)

新型燃料電池自動車「Honda FCV CONCEPT」を世界初披露 (ニュースリリース)

一方ホンダは17日、新型の燃料電池自動車のコンセプトカー「Honda FCV CONCEPT」と、FCVから最大出力9kWのAC出力を可能にする外部給電器のコンセプトモデル「Honda Power Exporter CONCEPT」を世界初披露しました。

2015年度中に日本国内で発売する予定で、価格は前述の「MIRAI」に対抗できる価格帯にしたいとホンダの伊東社長は話しているとのことです。

FCVのライバルはEV?
FCVは長年開発が行われてきましたが、具体的な発売時期や概要・価格・車名などこれだけ多くの情報が示されたのは初めてだと思います。

それはFCVの覇権争いで優位に立ちたいというほかに、化石燃料を使用しないもう1つのエコカーである電気自動車(EV)の存在感が高まっているからではないかと私は推測します。

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EVといえば、9月にアメリカのEVメーカー・テスラモーターズが日本市場に高級EVの「モデルS」を納車しました。テスラ・スーパーチャージャーを用意し急速充電を可能にしている点も見逃せません。

テスラの高級EV「モデルS」日本上陸! CEOイーロン・マスクはラーメン二郎で食事

モデルSはトヨタ・ホンダが発売予定のFCVの想定価格に比べて100万円ほど高い程度です。しかしモデルSを足がかりにエントリーモデルのEVも発売する計画がテスラにはあります。

そして・・
①既にEVの普及が始まりつつあること
②EVはFCVの燃料電池から得られるエネルギーよりも多いこと
③信頼性のある再生可能エネルギーから得られること

からEVが「究極のエコカー」として市場に認知されつつあります。

FCVにはまだまだインフラ整備や量産技術など乗り越えなければいけない課題がたくさんあるようですが、将来の化石燃料に代わるクルマとしては大いに期待したいところです。