10年越しで史上初の彗星着陸!「フィラエ」「ロゼッタ」の凄さとは?

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↑着陸機「フィラエ」(左)と探査機「ロゼッタ」(右)のイメージ
(出典:astroarts.co.jp/

 
欧州宇宙機関(ESA)の「フィラエ」が史上初めて彗星着陸に成功(イロリオ)

欧州宇宙機関(ESA) の彗星着陸機「フィラエ」が11月12日、人類史上初めてとなる彗星への着陸に成功しました。

 
「フィラエ」の母船となる彗星周回探査機「ロゼッタ」は2004年3月2日、「彗星67P/チュリュモフ・ゲラシメンコ彗星」に向けて打ち上げられ、64億kmにも渡り太陽系を10年がかりで航海し、今年の8月に到着しました。その後6週間かけて着陸地点を選んだあと、いくつかの不具合を克服し、着陸に成功しました。

はやぶさもビックリの快挙だ!
このようにとてつもないスケールの旅を行ってきた「ロゼッタ」ですが、なぜ彗星を目指すことになったのでしょうか?

JAXAのサイト内のロゼッタに関する記事によると・・・ 

「彗星は、はやぶさが向かった小惑星「イトカワ」などと同じように、これまであまり熱にさらされたり、大気の影響などを受けたりしておらず、太陽系が生まれた頃の状態をかなり残していると考えられています。」

「ロゼッタが向かう氷と岩からなる彗星。このようにいろいろな性質を持つ天体を調べることで、太陽系の成り立ちをより詳しく調べることができるんです。」

とのことです。

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ロゼッタとはやぶさの比較

ロゼッタ
(フィラエ) 
はやぶさ
観測対象 チュリュモフ
・ゲラシメンコ彗星等
イトカワ
対象までの道のり 64億km(片道) 60億km(往復)
着陸までの期間 約10年8ヶ月 約2年6ヶ月
総費用 14億ユーロ近く
(約2000億円) 
約210億円

(出典)
http://d.hatena.ne.jp/iwamototuka/ 

http://www.excite.co.jp/News/

ロゼッタのほうがはやぶさよりも長い旅をしているように感じるため、はやぶさを超える快挙ともいわれておりますが、ESAの10分の1近くの少ない費用で成功したはやぶさも、やはり快挙というべきでしょう。

今後フィラエから送られてくる情報を心待ちにしつつ、11月30日に出発する小惑星探査機「はやぶさ2」にも期待しましょう!

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