経済発展が著しい東南アジアの都市国家、シンガポール。
シンガポールそのものは以前から観光地としての魅力がありましたが、2008年から毎年9月に行われている「F1シンガポールGP」はモナコや鈴鹿に引けをとらない人気レースとなっています。
シンガポールGPでしか味わうことのできない魅力をご紹介しましょう!
①市街地のナイトレース
シンガポールGPの舞台となる「マリーナ・ベイ・ストリート・サーキット」はシンガポールの中心マリーナベイの公道を使用したサーキットです。
全体的に直角コーナーが多く、ところどころでマシンが低速になりやすいのが特徴です。
F1史上初のナイトレース。最近ではバーレーンGPもナイトレースになりましたが、市街地ナイトレースはF1でもここだけです!
スタンドから見ることもできますがホテルのバルコニーから眺める「光の道」はまさに圧巻!
F1を知らない人でも、この別世界にいるような雰囲気は楽しめること間違い無しです。
②間近に見えるマシン
常設サーキットと違い、エスケープゾーンが狭い(もしくは無い)ため、柵越しにマシンを見ることができます。エンジン音も強烈です!
③豪華アーティストがコンサート
シンガポールGPに合わせて様々なイベントが行われますが、特にコンサートが凄い!!
写真は2012年のケイティ・ペリーのライブ。2011年にはリンキン・パークが行いました。
2014年はジェニファー・ロペスらがパフォーマンスを行う予定です。
④レース終了後のコースウォーク
公道なので当然レース後はコースが開放されます。
マシンが縁石にどのように乗っかっていたかを直に観察できます。 なおこの縁石は取り外し式です。
こういう作業現場に入っても怒られないのはなんとも不思議な気分です(笑)
⑤昼間はタップリ観光!
ナイトレースであるシンガポールGPですので、昼間の時間は色んなスポットを観光して、夜はレースといった時間の使い方ができます。
コース上では昼間はサポートレースを行っているため、興味がある方は行ってみるとよいでしょう。
シンガポールGPの今後
シンガポールが誇る「国民的イベント」となったシンガポールGPですが、現時点で2018年まで開催契約されております。
ここのところの円安や、シンガポールの物価高・家賃高(ホテルの価格に影響する)、さらに年々人気が高くなっていることもあり敷居が高そうに思えるかもしれません。
しかし、日本から飛行機で約6〜7時間程度と欧米のF1を見に行くよりは近距離ですし交通の便も良いため、上記の魅力は他のGPではまず体験できないことが多いです。
幻想的で過酷なレースを制するのは、どのドライバーでしょうか?
●Formula1 Singapore Grand Prix(英語)