「PK専用キーパー」で勝ったオランダに、いつぶりかに見た奇策だと感じたよ!

2014ブラジルワールドカップ準々決勝オランダ対コスタリカ戦が現地時間7月4日に行われました。ベスト8に勝ち上がってきた同士とあって、他の試合と同様に激闘でした。

前半・後半とスコアレスドロー。そして延長戦に入っても勝負が決まりません。

延長後半終了間際、オランダのルイス・ファン・ハール監督はGKをヤスパー・シレッセンからティム・クルルに交代するという采配を受けました。この試合でのオランダの交代枠をもう1人残していたため、PK専用キーパーを投入するという采配を行ったのです。

PK戦に突入し、どのオランダのキッカーも冷静にゴールを入れていきました。一方のクルルはコスタリカのシュートを2本止めてオランダに勝利をもたらしました。前回大会に続きベスト4に進出したのです。
この采配は私も凄いなと思いました。スポーツにおいて選手や監督の珍しい行動で勝利をもたらしたシーンは少なくありません。

私が過去に印象のあった2つを紹介させて頂きます。

スポーツで印象に残っている奇策

●2004年プロ野球オールスターゲーム 新庄剛志の単独ホームスチール

野球でホームスチールをするシーンはあまり見ないでしょう。それほどホームスチールというのは難しいのです。キャッチャーの方向目がけて走るのですから。

新庄さんが単独ホームスチールをしたのも、オールスターという舞台があったから。判定がギリギリで見極めなきゃいけなかったとしてもこれはセーフを出さざるを得ない!

新庄さんが当時いたパ・リーグはこの試合で勝利し、自身はこの試合でMVPを獲得しました。今のオールスターにこういう人がいないのはなんだか寂しい気がします。

●2004F1フランスGP シューマッハ 4ストップで優勝


ミハエル・シューマッハ、そしてフェラーリの黄金時代とも呼べる2000年代前半。2004年は18戦13勝で5年連続の年間王者に輝きました。

F1ではピットストップをどのタイミングで行うかがレース中のカギとなっておりこの頃は多くても3ストップ までだろうと言われていました。

ところがシューマッハは4ストップ戦略を立てました。 フランスGPが行われたマニクール・サーキットはタイヤのタレが悪くラップタイムが上昇しにくいこと、またピットレーンが短くピットストップによるロスが約11秒+静止時間前後と、当時のF1サーキットで最も短く挽回できると計算していたためです。

しかしこの作戦で本当に勝ってしまうんですからマシン・ドライバー・スタッフの素晴らしさが見えたシーンでもありましたね。

F1コラム2004年フランスGPレビュー