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AKBファンが梅田容疑者に損害賠償請求の裁判を起こす

AKB襲撃事件において関連する握手会をはじめとするイベントが中止となっていますが、あるAKBのファンが27日、自身のTwitter上で梅田悟容疑者(24歳)に対して損害賠償を求めることを宣言。裁判所宛ての訴状を作成したことを明らかにしました。

個別握手会はリスクが大きい?

AKBグループの握手会には全国握手会個別握手会(大握手会)があります。大握手会は参加者が好きなメンバーを決めて1対1で握手しながら会話できることが特徴です(1回の握手は8秒前後と短いですが)。

AKBグループの個別握手会は、事前に握手したいメンバーと時間帯を決めて、個別握手会専用の握手券付きCDをインターネットで購入します。この握手会に参加するために数ヶ月以上前から日程を空けて、握手したいメンバーを決めているのです。

握手券付きCDの販売は第一次、第二次・・・と続きますが人気メンバーほど抽選にかけられることが多く、予定枚数に達し早く売り切れてしまいます。

参加者の名前が書かれた個別握手券には握手できるメンバー、対象の日、時間帯「第○部」、場所等が書かれておりこれ以外の条件で使用できないことになっています。

ですから参加側の都合で日にちや時間帯を変更することができず、もちろん返金してもらうこともできません(ただし、メンバーの体調不良になった場合などは使用日をずらしたりする措置が取られます)。

約34万6,000円が紙くずに

全国握手会の握手券は(対象の握手会であれば)全国どこでも使うことができますが、このようにファンとメンバーの名前、時間帯がしっかり管理されている個別握手券なのでチャンスを逃せば紙くず同然になってしまいます。

6月1日に行われる予定だった個別握手会が中止になり、その握手券の効力が失われてしまったため中止の原因を作った梅田容疑者に対して損害賠償を行うと考えられます。

もし運営側からCD返金の発表が出れば、この34万6,000円分のCD代はそのまま戻ってくることになります。しかし訴訟の内容はこれだけではありません。

楽しくなるはずの時間を失った代償

このファンの方は、精神的苦痛の慰謝料25万円分を合わせて請求するようです。

慰謝料の相場について、私は裁判を起こした経験が無いためよく分かりません。

ただ梅田容疑者は無職であり、裁判に勝った場合でも高い慰謝料が出せるのか難しい部分もあることでしょう。
日本は訴訟社会ではなく、世界の国々と比べても裁判で解決しようという社会ではありません。

今回この方がこういう行動に出ることに対して、私は何ら不思議なことではないと考えます。今後裁判が行われて、その結果次第では他のファンも同様の行動を取る可能性が高くなるかもしれません。

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