3Dプリンターで作った拳銃は本物より威力がある?

(出典:jiji.com)

3Dプリンター使い銃製造=初摘発、大学職員逮捕

3Dプリンターを使用して殺傷能力のある拳銃を製造し、所持していたとして、神奈川県警薬物銃器対策課と神奈川署などは8日、銃刀法違反(所持)容疑で川崎市高津区久末、湘南工科大職員居村佳知容疑者(27)を逮捕しました。


3Dプリンターによる銃の摘発は全国で初めて
だそうです。

3Dプリンタの素材はABS樹脂PLA樹脂を用いるそうです。

ABS樹脂は粘着性があり、強度があるのが特徴です。

一方PLA樹脂は出力後の樹脂のにおいが気にならず、低い温度で溶けるので冷えることでの歪みが生じません。

両者とも長所がありますが、短所もあり3Dプリントを行う際には素材選びが悩みの種であります。

そんな中MadeSolidは、次のような性質を持つ素材としてPET+を開発したそうです。

PET+には以下の特徴があるそうです。

●PLAやABSよりも柔軟性に富む。

●プリント後の品物がほとんど収縮しない。
●リサイクル可能。
●耐熱性。(PET+はABSのように急激に炎上しないし、PLAのように夏の車の中で溶けたりしない。)
●耐水性。(ABSやナイロンなどは、密封容器に入れて長期保存しないと空気中の水分を吸収して3Dプリンタの詰まりの原因になる。PET+は、それがない。 )
●プリント台が熱くても熱くなくてもよい。

このように素材の調達ができるようになり、コストが下がれば誰もが何でも作れてしまいます
そして今回の事件のように武器が作られてしまう恐れがあるワケです。

容疑者が作った銃の殺傷能力は銃と見なされる基準の5倍に相当し、実験では10枚以上のベニヤ板を撃ち抜いたともいえます。

製造業の多くが3Dプリンタに脅威を感じはじめていますが、くれぐれも良識を持って世の中に役立つように使われて欲しいですね。

3Dプリンタの素材について(Digital Fabrication)
MadeSolidが失敗の少ない次世代素材を開発(TechCrunch Japan)